AutoCADのデータ形式「DWG(拡張子 .dwg )」と高い互換性を持つDWG互換CADソフトウェアです。
DWG互換CADとは、オートデスク社のAutoCAD/AutoCAD LTのデータ形式「DWG」と高いデータ互換性を持ち、DWGデータの編集を設計作業を行えるCADソフトウェアです。
非営利団体「Open Design Alliance(オープン・デザイン・アライアンス)」(以下:ODA)が開発したDWG入出力ライブラリーを利用することで高いデータ互換性を実現し、ODA参加企業独自の機能を加えたDWG互換CADが開発されています。
ライセンス形式は永久(永続)ライセンスなので期間を気にせずお使いいただけます。期間ライセンス形式のサブスクリプションに馴染めない方に選ばれているCADソフトウェアです。
DWG互換CADソフトウェアは次の種類があります。
ドイツ製CADエンジンを基に日本で開発され、DWG R12~2013対応、JwwやSXF対応、独自の建設向け機能を搭載。日本の大手建設会社様などで採用されているJDrafの後継CAD。
ベルギーのBRICSYS社で開発されました。2009年よりIntelliCADソースから自社ソースを採用しています。15言語に翻訳され世界各国で使用されています。
インテリジャパン社で開発されました。発売から2020年で19年目となり、累積実績3万以上のライセンスが様々な業界や自治体などで使用されています。
中国のZWCADSOFT社で開発されました。世界80カ国で使用されています。
標準価格:税込75,625円
標準価格:税込52,800円
標準価格:税込75,900円
標準価格:税込96,800円
標準価格:税込137,500円
標準価格:税込90,200円
標準価格:税込104,500円
標準価格:税込129,800円
機械設計のための図面作成/編集機能を搭載
電気設計のための図面作成/編集機能を搭載
土木図面の作成とSXFデータ変換機能を搭載
建築設計のための図面作成/編集機能を搭載
DWG互換CADとAutoCADを比べると、それぞれの良さがあります。
扱えるDWG/DXGデータは「2018形式」を扱えます。これ以前のバージョンR14~2015形式のデータにも対応しています。(詳しい対応状況は各CADソフトの情報を確認ください)
なお、AutoCADなどオートデスク製品で作成されたDWGデータは「Trusted DWG」として扱われ、互換CADで作成されたDWGデータとは区別されています。そのため、互換CADで作成されたDWGデータをAutoCADで開くと「非ネイティブのDWGファイルのメッセージ」が表示されます。これは開いたDWGデータがAutoCADで作成されていないことを伝える注意メッセージです。AutoCADを使用されている取引先へ互換CADで作成したDWGデータを渡す際はご留意ください。
また将来、AutoCADのDWG/DXFデータのバージョンが2018形式より新しくなった場合、DWG互換CADがその新データ形式に対応するまで時間がかかることが考えられます。
DWG互換CADのライセンス形態は永久(永続)ライセンスで動作環境に適合するパソコン上で使いつでけることができ基本的にはライセンス自体に使用期限はありません。ライセンスの認証方式もキーコードやUSBプロテクタで行うことができるのも特徴です。
対して、AutoCADなどのオートデスク製品のライセンス形態はすべて「サブスクリプション(期間ライセンス)」のみです。現在、AutoCADの永久ライセンスは販売されていません。
DWG互換CADとAutoCADの画面を見比べると同じように感じる点もありますがコピー製品ではありませんので、使ってみると画面周りや操作性には異なる点が多々あります。
ただ、互換CADはAutoCADとの親和性が高いため実際に使ってみると戸惑わずに基本的な操作はできてしまうと思います。また、それぞれの互換CADならではの機能もあります。
互換CADへの乗り換えをお考えの際は一度、気になったDWG互換CADの体験版でご評価されることをお勧めします。
どれを選べばいいかわからないという方のために、導入をご検討される時によくあるご質問などをまとめましたのでご参考に してください。