線分の長さや2点間の距離を示す寸法線は、矢印のついた寸法線に対して直角に寸法補助線が描かれます。この寸法補助線と重なる位置に他の実線や破線などが作図されていると、どの線も見えづらくなってしまいます。

そのようなときは寸法補助線を傾けることで、図面を見易くすることができます。

寸法補助線と他の線が重なる

スライド寸法コマンドを実行

リボンメニューの[注釈]タブ-[寸法記入]パネルを展開すると表示される[スライド寸法(CENTERLINE)]コマンドをクリックしてコマンドを実行できます。

スライド寸法コマンドを選択

傾ける寸法線を選択

寸法補助線を傾けたい寸法線を選択してキーボードの[Enterキー]を押します。傾ける寸法線は同時に複数選択できるようになっています。

寸法補助線を選択

角度を入力

例として、傾ける角度として75°を入力してみました

傾いた寸法補助線

角度を入力すると寸法補助線が傾きました。

正しく傾いた場合

このとき入力した角度の値は水平線0°と基準として傾きます。また、矢印のついた寸法線の記入位置はスライドされます。

角度の入力値を誤った場合



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