電子納品用データ(SXF)作成機能

OCF検定(CC2)に合格したツール「Autodesk CALS Tools(オートデスク キャルス ツールズ)」を使用して、CAD製図基準に準拠した電子納品用SXFデータを作成することができます。公共事業で官公庁に提出する設計図書が電子納品で要求仕様に準拠するように自動チェックおよび修正が行われ、高品質なSXF形式ファイルに高速変換できます。

Autodesk CALS Toolsには以下などの機能が搭載されています。

CAD製図基準に準拠したレイヤへ自動変換

工種と図面種別を自動認識、CAD製図基準(案)準拠の工種テンプレートを自動選択し、レイヤの自動振り分けを実行(自動・半自動・手動)します。

レイヤ振り分け自動学習機能

手動でレイヤを振り分けた内容を学習する機能を搭載。 同じパターンで作図された図面を自動振り分けする際に認識率が向上します。

さまざまなCADデータを1種類のデータ形式に一括変換

DWG/DXFからSXF、JWW/JWCからDWG/DXFやSXFなど、各CADデータ形式間のシームレスな交換を実現。SXFデータはバージョン2~3.2に対応。また、JW_CAD Ver.7のデータ形式の読込みも対応。

CAD製図基準(案)テンプレートの搭載

国土交通省の道路設計の工種テンプレート10種類を標準搭載しています。道路設計を除く国土交通省や農林水産省、NEXCOなどの工種に対応した工種テンプレートをご検討ください。

各工事図面に対応する工種テンプレートはこちら

図面チェック&自動修正機能

CAD製図基準(案)に沿って、線(種類/色/太さ)、文字(高さ)をチェックしてエラーを自動修正。

重複線、ショートベクトルの確認

電子納品時に問題となる「データの肥大化」です。 その原因となる重複線や連続するショートベクトルを該当箇所を簡単に確認できます。

ビューポート/レイアウトのフリーズ対応

Autodesk CALS ToolsにAutoCAD LTで作成した表示スタイルを読み込んで、その表示スタイルのままSXF出力できるので、表示スタイルの重複作業が軽減されます。

リボンメニューの採用

AutoCAD LTと同様のリボンメニューが採用され、操作環境の親和性が強化されました。 クラッシックメニューへの切り替えも可能です。


Autodesk CALS Toolsの使い方

Autodesk CALS Toolsで電子納品SXFデータを作成する手順を解説した動画などご参考にしてください。

各種工事に対応する工種テンプレート

各種公共工事に対応した電子納品データを効率よく作成するには「工種テンプレート」を使用します。Autodesk CALS Toolsと工種テンプレートを使用することで工事別に異なるSXFデータのレイヤ振り分けや図面チェックを容易に行えるようになります。

工種テンプレートは、国土交通省、機械設備、港湾、農林水産省、NEXCO、下水道事業団の図面種別に対応した種類があります。

各公共工事図面に対応する工種テンプレートはこちら


2次元製図機能

AutoCAD LT with CALS Toolsには、汎用2次元CAD「AutoCAD LT」がパッケージされています。AutoCAD LTに搭載されている2次元製図機能を使って公共工事図面を作図できます。

搭載されている2次元製図機能は、AutoCAD LTの機能紹介をご覧ください。

AutoCAD LTの主な機能はこちら


ほか

上記ほかの機能については下記などもご参考にしてください。


AutoCADラインナップ