製造業向けクラウド3次元システム Autodesk Fusion

初めての導入や増設をご検討の方は「サブスクリプション新規」をご検討ください。契約中の期間ライセンスを継続して使用されたい方は「サブスクリプション更新」をご検討ください。価格はお問い合わせや御見積書が必要な際は認定リセラーの当社へお気軽にお問い合わせください。

3Dものづくりのためのソフトが集約された基本製品


Autodesk Fusionの種類と概要

製品名 種類 機能
Autodesk Fusion 本体 3D設計(アセンブリ設計・部品設計)、2D図面作成、レンダリング、アニメーション、解析(線形/非線形静的応力、熱応力、座屈)、基本的なCAM(2軸~3軸)、ジェネレーティブデザイン、データ管理
Fusion Design Extension 拡張機能 より高度な製品設計のためのモデリング機能を追加
Fusion Simulation Extension 拡張機能 解析およびジェネレーティブデザインに高度な機能を追加
Fusion Manufacturing Extension 拡張機能 高度な切削(4軸~5軸)、板取り最適化、金属積層造形設定機能を追加
Fusion Signal Integrity Extension 拡張機能 電磁界解析のためのツール
Fusion Manage Extension 拡張機能 ファイル管理およびリリース管理を行えるツール
Fusion Team Autodesk Fusionのデータ管理のみ利用できるツール

※:Generative Design Extensionは2024年1月に販売終了となり、Simulation Extensionに統合されました。

※:Additive Build Extensionは2024年1月に販売終了となり、Machining Extensionに統合されました。

※:Nesting & Fabrication Extensionは2024年1月に販売終了となり、Manufacturing Extensionに統合されました。

※:Machining Extensionは、Manufacturing Extensionに名前が変更されました。

※:Product Design Extensionは、Design Extensionに名前が変更されました。

Fusionのベースとエクステンション

 


3Dものづくりのためのソフトウェアを集約!リードタイム短縮・コスト最適化に貢献!!

Autodesk Fusion(オートデスク フュージョン)はクラウドテクノロジーを活かした製品設計・工業デザイン・製造のためのソフトウェアをひとつに集約したCAD/CAM/CAEツールです。

3Dモデリング、アセンブリ、2D図面作成、解析、切削ツールパスの生成に加え、回路設計やAIを活用したジェネレーティブデザインなど、高度な設計・製造機能を備えています。さらにクラウド技術により、解析時間の短縮や場所を問わないデータ共有が可能となり、効率的なものづくりを実現します。

Autodesk Fusionは、機械設計者や工業デザイナー、加工オペレーターなど各分野のプロフェッショナルはもちろん、趣味で工作や3D設計に取り組む方、初心者の学習用途にも選ばれている、幅広いユーザーに支持されています。

3次元CAD/CAM/CAE/PCB統合ソフトウェア

詳細設計

  • パラメトリックモデリングは、設計変更が頻繁に発生する状況において特に有効です。
  • ダイレクトモデリングにより、設計変更への柔軟な対応が可能です。
  • アセンブリ設計機能は、トップダウン設計、コンフィギュレーションに対応しています。
  • アセンブリの動作をアニメーションで確認でき、設計の妥当性を視覚的に検証可能です。
  • 板金部品を効率的に設計できる機能を搭載しています。

2D図面作成

  • 作成済みの3Dモデルから、2D図面を自動生成する機能を搭載しています。
  • AI技術を活用した自動図面作成により、設計業務の効率が大幅に向上します。
  • 3Dデータとのリンク機能により、設計変更に迅速かつ正確に追従可能です。
  • アセンブリ構成に基づく部品表(BOM)の自動生成機能を備えています。
  • 機械図面作成に必要な記号類(幾何公差、データムなど)を網羅しています。

コンセプトモデリング

  • フリーフォームモデリング機能により、コンセプト段階での迅速な形状具現化が可能です。
  • 有機的かつ複雑な形状も直感的な操作で容易に作成可能です。
  • 作成したフリーフォーム形状は、即座にソリッドモデルへ変換可能です。
  • 多様な形状表現に対応することで、製品デザインの自由度と表現力が大幅に向上します。

ジェネレーティブデザイン

  • クラウドとAI技術により最適化された形状の自動生成できます。
  • 設計変更に応じて、複数の形状案を短時間で自動提案可能です。
  • 生成された形状のソリッド化およびメッシュ化に対応しており、後工程での形状修正も可能です。
  • 製造プロセスを考慮した形状生成機能により、設計段階から生産性を意識したモデリングが可能です。
  • 最適化形状をヒントに新たな設計案の立案と製品開発の推進を支援します。

CAMによる製造

  • 2.5軸、3軸、4軸、5軸の多軸加工、レーザー加工、ウォータージェット加工に対応可能です。
  • CADと統合された切削パス生成機能により、設計から加工までの操作フローを一元化できます。
  • 負荷制御による加工機能により、加工時間の短縮と工具寿命の延長を実現します。

解析(CAE)

  • 設計段階での解析による事前検証で設計変更や設計ミスの発生を低減可能です。
  • クラウドコンピューティングを活用することで、ローカルPCへの負荷を抑えつつ高精度な解析計算を実行可能です。
  • 線形および非線形静解析、固有値解析、熱解析、熱応力解析、構造座屈解析、イベントシミュレーション、形状最適化、射出成形シミュレーションなど、多様な解析手法に対応できます。

 

Autodesk Fusionのクラウド環境

Autodesk Fusionはクラウドベースの設計環境を提供しており、リモートワークや遠隔地の製造拠点との連携をスムーズに行えます。クラウドを通じてデータの共有や編集が可能なため、場所にとらわれずチームでの共同作業が実現できます。

 

Autodesk Fusionでは、基本機能に「Extension(エクステンション)」を追加することで、設計・製造プロセスに必要な専門機能を柔軟に拡張できます。
標準機能では対応が難しい高度な設計、シミュレーション、製造、データ管理などに対応可能となり、ジェネレーティブデザインや高度なCAM機能を活用することで、作業の自動化や最適化が進み、設計・加工の効率化と品質向上が期待できます。必要な機能をサブスクリプション形式で選択できるため、業務に応じた最適な環境を構築できます。

 

Manufacturing Extension

Autodesk Fusion Manufacturing Extensionは、CAMなどの製造機能を拡張できます。
3軸~5軸のCNC切削加工、ツールパスの最適化、自動穴認識、板金部品のネスティング、金属材料の積層造形設定など、高度な製造プロセスに対応する機能が追加されます。これにより、複雑な加工にも柔軟に対応でき、製造工程の効率化と品質向上が期待できます。

CAM製造機能を拡張

Design Extension

Autodesk Fusion Design Extensionは、設計機能を拡張するための拡張機能です。
履歴ベースのパラメトリックモデリング、設計ルールの適用、部品表(BOM)の自動生成、CADデータの一括管理、設計変更のトラッキングなど、複雑な設計業務を効率化する高度な機能が追加されます。これにより、製品開発の精度とスピードが向上し、チーム間での設計データの整合性も保たれます。設計プロセス全体を最適化し、より高品質な製品開発を支援します。

3Dモデリング機能を拡張

Simulation Extension

Autodesk Fusion Simulation Extensionは、設計段階での解析機能を拡張するための拡張機能です。
構造解析、熱解析、静的応力解析、モード解析、イベントシミュレーションなど、製品の性能や耐久性を事前に評価するための高度なシミュレーション機能が追加されます。これにより、試作前に設計の妥当性を確認でき、開発コストの削減や品質向上が期待できます。設計と解析を同一環境で行えるため、ワークフローの効率化にも貢献します

解析機能を拡張

Manage Extension

Autodesk Fusion Manage Extensionは、設計・製造プロセスにおけるデータ管理機能を拡張するための拡張機能です。
部品表(BOM)の管理、変更管理、承認ワークフロー、ドキュメントのバージョン管理、プロジェクトの進捗追跡など、製品開発に必要な情報を一元管理できる機能が追加されます。これにより、チーム間の連携が強化され、設計ミスの防止や業務の透明性向上が期待できます。クラウドベースでの運用により、リアルタイムでの情報共有と効率的なプロジェクト管理が可能になります

PLM機能の拡張

 

WindowsとMacintoshの64ビット版OSに対応しています。詳しい動作環境はメーカーサイトをご確認ください。

OS
  • Windows 11 64ビット(推奨)
  • Windows 10 64ビット
CPU(プロセッサ)
  • x86ベースの64ビットプロセッサ 2コア4スレッド 3GHz以上(推奨:8コア16スレッド以上)
  • AppleシリコンプロセッサはRosetta2が必要
メモリ(RAM) 8GB以上(推奨:32GB以上)
グラフィックス(GPU)
表示解像度 1366x768以上(推奨:3480x2160 (4K) 以上)
ハードディスク インストール用に8.5GBの空き容量
ポインティングデバイス
  • HID準拠マウスまたはトラックパッド
  • オプション:Wacomタブレットおよび3Dconnexion SpaceMouse
インターネット
  • ダウンロードに5Mbps以上(推奨:25Mbps以上)
  • アップロードに1Mbps以上(推奨:5Mbps以上)
ほか クラッシュ レポートを送信するには、SSL 3.0、TLS 1.2+、.NET Framework 4.5 以降が必要

 

Parasolid、SAT、IGES、STEP、STLなどの中間データフォーマットに対応しているほか、AutoCAD(dwg)、Autodesk Inventor(ipt、iam)、CATIA V5(CATProduct、CATPart)、SOLIDWORKS、Rhino(3dm)などの他CADのデータフォーマットを開くことができます。

Fusion対応データ形式

 

Autodesk Fusionに関するサポートは、メーカー対応のサポートサービスを利用できます。インストールや動作トラブルなどについて、Autodesk Assistantを使用してヘルプを参照したり、メーカーのサポートに連絡することができます。

メーカーのサポート内容はこちら

Autodesk Fusionの学習リソースとサポート

 

どれを選べばいいかわからないという方のために、導入をご検討される時によくあるご質問などをまとめましたのでご参考にしてください。

Fusionを使う上でのポイントはありますか?
うまく業務で使うためポイント「使い方のコンセプト」「使う上での考え方」「ほか3次元CADとの違い」をスペシャリストが解説した動画「Fusion360の使い方・使いどころ」をご参考にしていただければ幸いです。
FusionとInventorの違いは?
大別すると、Fusionは小規模であまり複雑ではない製品の設計に向いているクラウドベースの3次元ソフトウェアです。Autodesk Inventorは部品点数が多い産業機械・装置などの3次元設計に向いているCADソフトウェアです。(参考情報:何が違うの?Fusion360とInventor
体験版はありますか?
体験版はメーカーサイトからダウンロードできます。試用期間やインストール方法、入手方法についてはメーカーサイトをご確認ください。
Maciotoshで使用できますか?
MacOSにも対応しています。必要なMacintoshのスペックはAutodesk Fusionの動作環境をご確認ください。
永久ライセンス版はありますか?
ありません。サブスクリプション型の期間ライセンスのみとなっています。
無料版のAutodesk Fusionがあるのですか?
愛好家向けの無償版(個人用Fusion)は非商用目的のみでご利用いただけます。
教育機関向けのAutodesk Fusionはありますか?
教育目的の非商用プロジェクトのみにご利用いただける教育機関限定版Fusionがあります。
Fusion360とFusion360 Ultimateの違いは?
Fusion360とFusion360 Ultimateは2018年10月に統合されました。Fusion360でFusion360 Ultimateの機能を使用できるようになりました。
インストールメディアは付属していますか?
付属していません。ソフトウェア本体は専用サイトAUTODESK ACCOUNTからダウンロード&インストールする必要があります。
操作方法の説明書はありますか?
説明書は付属していません。ネットや書店などで販売されている書籍を別途お求めください。

 

カタログ

Fusionカタログ

カタログダウンロードはこちら

 

参考

 

CAD百貨が選ばれている理由

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